記事を開いていただき、ありがとうございます。
今回は関東大学新人戦で得点王を獲得した男、
井出拓実について書いていきます。
基本情報
・福岡第一高校出身
・日本体育大学在学
身長174 ポジションPG(ポイントガード)
井出は正直、身長に恵まれているわけではありません。
それでも3Pシュートやミドルシュートを中心に得点を量産するのが彼の魅力です。
新人戦の中央大学戦では、30得点を稼ぎました。
さて、彼はなぜそんなに得点を量産できるのか。
もちろんシュートがうまいということもあります。
しかし、それ以外に状況判断の能力が高いのも得点を量産する要因の一つです。
まず、井出は状況をみながら、ノーマークになるのがうまいです。
ノーマークになるためのプレイとして、スクリーンをかけてもらうプレイがあります。
井出はボールを持っている時、味方のスクリーンをうまく使います。
そして、ポイントガードらしく冷静に状況判断し、
自分がノーマークになっていれば、すかさずシュートを放ちます。
自分のマークマンをスクリーンにかけるために、ディフェンスの動きをよく見ながらドリブルをつきます。
スクリーンはかける側の技術も大切ですが、使う側もどの様に動けば、ディフェンスがスクリーンにかかるか考えなければなりません。
その判断が非常にうまいのですね。
因みにBリーグだと田中大貴のスクリーンの使い方が非常にうまいです。
アルバルク東京のカークと田中のスクリーンからのオフェンスはまるでお手本の様なプレイです。
このプレイで東京は得点を量産しています。
少し話がそれてしまいましたが、井出もそれぐらいスクリーンの使い方がうまいということです。
そして、井出はスクリーンを使うだけでなく、ドライブからのストップジャンプシュートもレベルが高いです。
ドライブを仕掛け、ディフェンスがどの程度ついてきてるか見ながら、
ブロックされないタイミングでシュートを放ちます。
新人戦の中央大学戦では、うまくディフェンスの動きを見ながらドライブし、
ディフェンスが自分にぶつかる直前にジャンプシュートを放ち、体勢を崩されながらもバスケットカウントをきめました。
井出の状況判断力が生んだ見事なプレイでした。
そして、井出はミドルシュートや3Pシュートだけではもちろんありません。
スピードもあるので、速攻の時にはそのままレイアップまでもっていける突破力があります。
スピードにのせて、うまくディフェンスをかわしながらリングに向かっていく姿は圧巻です。
井出はシュート力だけでなく、状況判断能力の高さもあるので、これだけ得点が量産できるのです。
非常にクレバーな選手ですね!
井出もまた、日本大学バスケを引っ張る選手になるでしょう。
今後の活躍にも期待ですね!!