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遅くなりましたが、2019/8/14に開催されました、「バスケットボール日本代表国際試合 International Basketball Warm-up Game 2019」のニュージーランド戦の試合レポートを書いていきます。
「バスケットボール日本代表国際試合 International Basketball Warm-up Game 2019」はワールドカップ前の調整や選手や戦術を試す場として行われました。
この試合は前半だけですが、渡邊雄太の復帰戦にもなりました。
さて、結果はどうなったのでしょうか。
最終スコアは87-104で日本の敗北で試合を終えました。
ニュージーランドのシュート力にやられてしまいましたね。
第1Q序盤はリードしていましたが、すぐに逆転されてしまい、そこから試合終了まで、リードを許していました。
試合の立ち上がりはニュージーランドのフォートュのゴール下の1対1の得点で始まりました。
第1Qは均衡した展開でした。
八村のリバウンドシュートや速攻でのバスケットカウント、田中の3Pシュート、渡邊のミドルシュートなど、様々なポイントから日本は点を重ねます。
八村のバスケットカウントの場面ではリバウンドを取ると、一人でボールを運びそのままシュートまでもっていきました。
ニュージーランドの選手は止められず、圧巻のプレイでした。
対して、ニュージーランドはアバークロンビーのミドルシュート、ロウの3Pシュートやインサイドの1対1の得点で返します。
そして、ニュージーランドが連続して得点を取る時間帯がきます。
ロスバッチの3Pシュートやアバークロンビーのミドルシュートなどで連続得点します。
このプレイでニュージーランドの流れになるかと思われましたが、八村と比江島の3Pシュートですぐさま追い付きます。
第1Qはニュージーランドが4点リードで終了しました。
第2Qは比江島の1対1でファールをもらうところから始まります。
このQからニュージーランドの流れになっていきます。
日本が第2Qの前半、安藤誓哉と公輔のピックアンドロールという見事な連携プレイや比江島のミドルシュートなどで点をとりますが、
ニュージーランドのコーリーやロウの3Pシュート、フォートュのゴール下の得点ですぐさま返されてしまいます。
せっかく日本が良い流れでシュートをきめても、その直後にニュージーランドに得点されてしまいました。
ニュージーランドの選手は外のシュートが入るようになると、インサイドでも点が取れるようになり、バランスよく点を重ねます。
途中、篠山が気迫のこもったリバウンドや、馬場のドライブなどで何とか食らいつきますが、
第2Q終盤にニュージーランドのアバークロンビーとロウの3Pシュートを連続で決められてしまいました。
結果、ニュージーランドが19点リードで第2Qが終わりました。
第3Qは日本の流れになります。
篠山と馬場が大活躍でした。
特に馬場が素晴らしかったです。
第3Qの最初は比江島のゴール下の得点と八村のフリースローで得点を重ねます。
そして、篠山がディフェンスで魅せてくれます。
篠山の気迫がこもったディフェンスでニュージーランドの選手のミスを誘発し、日本の得点につなげます。
そして、オフェンスでは馬場が躍動します。
馬場が得意の速攻やドライブで、ディフェンスを恐れずに当たりにいき、ファールをもらいます。
そして、連続してフリースローをきめます。
馬場の身体能力を活かした、見事なプレイでしたね。
その流れでファジーカスの1対1や八村の速攻でも点が取れ、一時は8点差まで縮めます。
しかし、ニュージーランドはプレッジャーのフリースローとミドルシュートの連続得点で体勢を立て直します。
結果、ニュージーランドの14点リードで第3Qを終えます。
第4Q、日本は若手選手が中心に出場しました。
特に、シェーファーがディフェンスで活躍し、日本に勢いをもたらそうとしました。
見事なブロックがとびだし、まるでスラムダンクの赤木の様なディフェンスを魅せてくれました。
しかし、日本はシュートが入らず流れを引き寄せきれませんでした。
安藤誓哉の速攻のレイアップや安藤周人のドライブ、馬場のドライブ、八村の3Pシュートがありましたが、点差を縮めることができませんでした。
また、終盤にはニュージーランドの選手にファールをしてしまい、フリースローを与ええて、再び点差を離されます。
そのまま日本は点差を詰めることができず、87-104で負けてしまいました。
この試合はニュージーランドの選手のシュートがよく入りました。
3Pシュートをどの選手もきめていました。
それを終始止められなかったのが、日本の課題でしたね。
前回のニュージーランド戦でも外のシュートを打たれてしまっていました。
その時はシュートが入ってなかったですが、今回は入っていたのでこの点差になってしまいました。
また、ニュージーランドはよく走るチームなので、日本が得点をきめてもその直後に点を取られていました。
ディフェンスの課題が顕著になった試合だったと思います。
しかし、収穫もたくさんあったと思います。
まずは若手選手の活躍。
安藤誓哉は初めてのA代表としての出場でしたが、見事にアシストや得点をしていました。
また、シェーファーのディフェンスでの活躍が素晴らしかったですね。
ゴール下の番人としてニュージーランドのインサイドでの得点を許しませんでした。
また、馬場がやはりすごいプレイヤーだなと感じましたね。
途中、馬場は流れをつくるために積極的にドライブを仕掛け、ファールをたくさんもらいました。
身体能力の高さ、体の強さがよくわかりました。
また、フリースローをチームで9割決めていました。
この高確率なフリースローは今後も継続してほしいですね。
日本は、得点は87点取れているので、やはりディフェンスの強化が必要なのかなと思います。
次の試合は2019/8/22のアルゼンチン戦です。
詳しい日程はこちら↓
世界ランキング5位という超強豪です。
このチーム相手にどこまでやれるか、注目ですね!!